11月5日(火) 、JAC環境動物保護財団セミナー 動物福祉先進国である英国から学ぶ『英国における動物福祉の取組みと日本の現状』を開催いたしました。
冒頭に、理事長 田崎ひろみより財団設立の経緯と本セミナー開催にあたっての想いが語られました。
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お1人目は、世界最古の動物福祉団体「王立動物虐待防止協会(RSPCA)」の国際部トップを務めるPaul Littlefair氏より、RSPCAの歴史、動物福祉の概念、RSPCAが様々な動物種を保護するための取り組み及び警察等の他組織との連携事例についてご紹介いただきました。動物虐待の基準など、世界の最先端の動物福祉について学ぶことができました。
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お2人目は、長年、動物園の獣医師として勤務され、現在は公益社団法人日本動物園水族館協会の顧問を務められている成島悦雄先生より、世界的な動物の大量絶滅の状況や、動物園や水族館における希少種保全の役割についてご紹介いただきました。種の保存を目的とした調査研究や希少種保全のために国内の動物園や水族館どうしで繁殖貸与を行うこと、また、日本だけでなく多国間の動物園が協力することで近親交配による遺伝子の劣化を防止するなど、地球規模で種の保存及び環境保全にも取り組む必要があることを改めて認識いたしました。
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今回は会場とオンラインにて開催し、会場へ約100名、オンラインでは約200名の方にご参加いただきました。
お忙しい中、たくさんのご参加誠にありがとうございました。
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