北海道大学 大学院獣医学研究院 微生物学教室
活動場所：北海道札幌市北区
助成金額：1,830,000円
当研究室は、動物に感染症を引き起こす微⽣物の形態や宿主動物における増殖様式を解明し、これらの成果をもとに、動物の感染症の診断法、予防法、および治療法の確⽴を⽬指しています。研究は家畜の感染症にとどまらず、野⽣動物とヒトの感染症、さらには⼈獣共通感染症にも展開し、One Health の概念のもとに感染症のコントロールに貢献します。 今回は国内の鳥の飼育をしている動物園や水族館と協力し、「鳥インフルエンザの治療」という新たな対策を確立するための取り組みへ支援します。
株式会社もりおかパークマネジメント/盛岡市動物公園ZOOMO
活動場所：岩手県盛岡市
助成金額：4,300,000円
One world One health（“人、動物、環境の健康は相互に関わり合い一つである”という考え方）を経営理念とし、人の福祉や動物福祉、自然環境の保全に資する事業を行っています。今回はアフリカゾウの動物福祉向上に向けた環境エンリッチメントとサバンナエリアの飼育環境改善を支援します。
当財団では、中長期的にみれば日本でゾウ、特にアフリカゾウの飼育をすることは極めて困難であるため、飼育するべきではないと考えますが、一方で、今いるゾウの生活環境の改善は行うべきであり、積極的に支援したいと考えています。
公益財団法人横浜市緑の協会 金沢動物園
活動場所：神奈川県横浜市
助成金額：2,000,000円
金沢動物園では生物多様性保全を目的とし、良好な里山管理のため、過高木、常緑樹の伐採を行っている。そこで発生する木材を活用するための、薪ボイラー設備設置を支援します。薪ボイラー内タンクの水を温め貯湯し、そのお湯をインドサイ舎で利用する事で、冬場の飲料水や、冬季にインドサイ舎が乾燥してサイの皮膚に肌荒れが発生した場合の加湿対策、温水プールとして活用し、動物福祉の改善とエンリッチメントを行います。また薪としての木材需要が発生する事で、生物多様性を目的とした里山整備を進める事が出来ます。
