JAC環境動物保護財団
2025年度助成金 2次募集 募集要項
募集期間 2025年8月15日(金)〜9月30日(火)締め切り
JAC環境動物保護財団では、日本におけるすべての動物に対する動物福祉の向上と、野生動物の保全とそれに伴う自然環境保護を目的とした活動に対して助成を行います。
2次募集について
2025年度助成選考の2次募集を実施いたします。助成対象となる活動分野に変更はございませんが、募集要項に一部変更がございますのでご確認の上ご応募ください。また、2025年度1次募集で不採択となった団体様もご応募頂けます。
選考日程・助成期間
応募受付 2025年8月15日(金)~2025年9月30日(火)
選考期間 2025年10月~11月
結果通知 2025年12月
助成活動期間 2026年1月1日~2026年12月31日
中間報告提出 2026年7月末
最終報告提出 2027年1月末
応募条件
・日本国内での活動であること。
・活動実績状況および助成金の使用状況について、適正な報告をして頂けること。
・自治体および地域と協力し支持を得ている、又はそのための努力をしていること。
・2年以上の活動実績があること。
・2025年度1次募集で採択された団体様はご応募頂けません。
以下のような申請は対象外となります
・科学的な調査や研究で、動物保護や動物福祉を目的とする活動を支援する具体的な計画がない場合
・イベントやセミナー、シンポジウムの開催のみを目的とする活動
・動物福祉や環境への十分な配慮をしていない活動
・科学的な研究等で動物実験を含む場合
・犬・猫などの動物の保護活動で、個人で行っている活動。団体や自治体と協力していた場合でも、個人での応募は対象外となります。
・申請書類の不足や不備があり、選考不可と判断した場合
助成対象外となる費目
・職員やメンバーの給与・日当、外部講師や専門家への謝礼金
・事務所の家賃、水道光熱費、サーバー・ドメイン料金などの運営管理経費
・動物に痛みや苦痛を与える、又は傷つける可能性があるなど、動物福祉的な配慮をしていない備品類(例:くくり罠、個体へ影響を及ぼす発信機等)
・除草剤や殺虫剤など、動物や環境に影響を及ぼす製品
・イベントや会議、シンポジウムなどの参加費用
・飲食代(お弁当やお菓子、飲み物、お土産代など)
・その他、当財団の趣旨と合致していないと判断した経費
助成対象となる費目の例
<旅費交通費について>
助成対象ですが、ほかの費目と比べると優先度は低くなります。申請いただいた場合は、その必要性や緊急性によって判断いたします。
各分野の助成対象・助成金額
当助成は、以下の1~5の5つの分野で募集を行います。
・各分野の助成対象および助成金額は以下を参照してください。
※ただし選考委員が認めた場合は、上限の限りはございません。
・分野によって申請書類が異なります。申請方法の詳細は申請システム内の助成申請ページをご参照ください。
【1.野生動物】
<助成対象>
日本国内の野生動物の保全活動、野生動物との共存を目的とした活動へ支援します。
外来種対策については以下の選考方針をご参照ください。
<助成金額>
上限300万円
★外来種対策について
当財団では、在来種や希少野生動物の保全のための外来種防除について強く反対をしていません。
但し、外来種に指定されている動物も「命あるもの」であり、痛みや苦しみを与えるべきではありません。
申請される活動内容に外来種対策が含まれる場合、以下の条件を満たすもののみを助成の対象とします。
・外来種の対象種は、環境省の特定外来生物一覧を条件とします
・希少種・絶滅危惧種の保全を目的としていること。外来種の防除が目的となっていると判断した場合は助成対象外とします。
・在来種の個体数を確保することが目的であれば、その個体数を指標として、科学的根拠に基づいた防除の数値目標を明確に記載してください。
・外来種の捕獲や致死処分を伴う場合は、動物福祉に配慮し倫理的な方法で行うこと。また、その具体的な方法について申請書類に明記してください。
選考においては、『米国獣医学会 動物の安楽死指針(安楽死ガイドライン):2020 年版』を指針とします。
<過去の助成先一覧>
【2.伴侶動物・家庭動物】
<助成対象>
すべての伴侶動物・家庭動物を対象として、動物福祉の向上のために必要な活動を支援します。
<助成金額>
上限100万円
助成事例
・消耗品(フード、ペットシーツ、猫砂、衛生用品等)
・医療費(不妊去勢手術、検査、ワクチン、薬等)
・備品購入費(キャリーケース、ケージ、捕獲機等)
・保護動物のシェルター改修や整備
・普及啓発活動
<過去の助成先一覧>
【3.動物園・水族館】
<助成対象>
動物園や水族館などで飼育下におかれる野生動物や、その他の展示動物を対象としています。
適切な環境で動物福祉に沿った飼育をしているか、又はそのための努力をしているかを重視しています。
<助成金額>
上限300万円
募集テーマは、下記①②に限ります。その他の内容での申請は対象外となります。
① 動物福祉を向上させるための飼育環境の改善・向上
助成事例
・動物が自由に身を隠すことができる場所をつくる
・
猛暑や寒さなどから逃れることができる環境を整える (例:木を植えて日陰を作る、コンクリートの地面を芝生や土に変える等)
・動物の本来の行動を引き出し、ストレスや異常行動を減らす工夫
・その他、動物の飼育環境の改善・向上に関すること
② 希少野生動物の保全活動
助成事例
・保全活動を目的とした設備の充実、備品、医療費など
・希少種保全に関する啓発
・その他、保全活動に必要な経費
<過去の助成先一覧>
【4.家畜・産業動物】
<助成対象>
家畜・産業動物の動物福祉の向上や、動物福祉に配慮した持続可能な畜産に積極的に取り組む活動を支援します。
<助成金額>
上限300万円
助成事例
・採卵鶏のバタリーケージ廃止のための経費
・放牧場への水飲み場の設置や、猛暑を避けるための植栽工事
・牛のストレス軽減のためのブラシ購入や設置
・家畜の健康管理
・消費者・販売先などへの啓発
・その他、畜産動物の動物福祉向上のための経費
<過去の助成先一覧>
【5.馬】
<助成対象>
競走馬や繁殖活動を引退した馬の保護や終生飼育など、馬の動物福祉を目的とした活動へ支援します。
<助成金額>
上限300万円
助成事例
・厩舎や運動場の環境改善整備
・普及啓発活動
・その他、馬の動物福祉向上のための経費
<過去の助成先一覧>
選考方法と選考基準
専門家による選考委員会で選考した後、理事会の決議を経て、助成先を決定いたします。
選考で特に重視するポイントは以下の通りです。
・活動の目的
・活動の緊急性
・期待される成果とその検証方法
・助成金の使用目的と内訳、予算の透明性
・当財団の目的・主旨と合っているか
応募方法
Web申請システムより団体情報と申請内容を入力の上、必要書類をアップロードしてください。※書類の郵送は不要です。
必要書類
1.助成申請書
2.助成金の使用目的と内訳
3.直近2年分の収支決算書
4.活動場所や状況が分かる写真・補足資料
応募に関する注意事項
・過去に採択されたことがある団体様も応募が可能です。
・1団体からの申請は、1件に限ります。
・早期のご提出にご協力をお願いします。締め切り後の申請は選考対象外とします。
・助成希望金額から減額して採択することがあります。その場合は助成金の使途を指定させていただきます。
・助成金は助成決定後、採択団体の口座に入金します。原則として個人名義の口座にはお振込みできませんので、できるだけ団体名義の口座をご用意ください。
・他団体からの助成金受給状況などを含め、申請内容に虚偽や重大な記載漏れが判明した場合、助成金の支給取消、返還請求を行う場合がございます。
助成金に関してよくあるご質問
助成金に関して、よくあるご質問は助成金FAQにまとめております。
結果通知
選考結果は、採択・不採択に関わらずメールおよび申請システム内でご案内いたします。
採択団体へのお願い
・ホームページ、会報、ブログ、SNSなどに、JAC環境動物保護財団の助成を受けての活動であることを是非ご掲載ください。
・助成金を活用した購入品などへ、財団から配布するステッカーやプレートの貼付をお願いします。啓発チラシ等の制作物にはロゴデータをお送りいたします。詳細は下記、『助成表示ガイドライン』をご参照ください。
情報管理について
助成申請書にご記入いただきましたすべての情報につきましては、助成選考及び助成実施の目的のみに使用いたします。また、ご提供いただいた個人情報につきましては、プライバシーポリシー基づいて取り扱いいたします。
お問い合わせ先
公益財団法人JAC環境動物保護財団 事務局
E-mail
info@jac-foundation.org
