2023年12月、特定非営利活動法人アグリドッグレスキューを訪問しました。

アグリドッグレスキューでは、居宅設置型の保護犬シェルター「千のおうち」の運営を通じて犬の保護活動に取り組んでいます。「千のおうち」ではシニア犬や病気等、譲渡につながりにくい犬たちを保護しており、ボランティアスタッフが毎日お世話しています。
当財団からの助成金は、「千のおうち」の電化製品等の購入やシェルターの環境整備に活用していただきました。

 

特定非営利活動法人アグリドッグレスキューの活動

アグリドッグレスキューは動物愛護・保護の精神の啓蒙普及を図ることを第一の目的に設立した団体で、人の身勝手で殺処分される犬達を1頭でも多く救いたいという想いで活動しています。『全ての犬達を笑顔に』を信念に、健康な子だけではなく、病気をもつ犬やシニア犬にも幸せを感じてもらえるように、小さな命とも向き合っています。ペットの適正な飼い方を推進し、動物愛護の精神を多くの人々に伝えることで、人間と犬とが共生できる社会の実現に寄与することを目指しています。

 

助成金を受けての活動

居宅設置型のシェルター「千のおうち」は一般家庭の居室を活用して運営しているため、周りの住宅への音や匂いの対策が必要となります。当財団からの助成金を受けて、「千のおうち」の環境整備のため4つの対策に活用していただきました。

1.防音対策

遮音効果の高い扉と防音窓の設置をしました。
深夜に認知症のため吠えてしまう犬の鳴き声が近隣に響くの抑えることができました。

遮音効果の高い扉
防音仕様の二重窓

2.衛生対策

汚れがつきにくい防水床の工事と衛生的な環境を保つための洗濯機等家電製品を購入しました。
床面コートをすることで、排泄物等による床のダメージが軽減できました。
さらに、洗濯機を1台追加したことで、日々敷き詰めていた20枚の防水シートを洗う負担が減りました。

左から防水床(工事中)、家電製品(掃除機、洗濯機)

3.安全対策

人工芝を設置しました。
足腰の弱いシニア犬が転倒しても怪我をしないよう、人工芝やヨガマットを敷きました。
人工芝を敷いた庭で日光浴をする様子もあり、精神的にも身体的にも健康にプラスの影響があります。

人工芝で日光浴をしている様子

4.犬の介護

足腰の弱い犬が寝たきりにならないよう、介護用品として歩行器(車椅子)を2台購入しました。
犬は後ろ足から弱る場合が多いため、車椅子の補助があれば前足での自力歩行ができるようになります。
これまで使用していた車椅子とは違い、出張サービスの車椅子業者に犬の体長・体高を測定してもらい、犬の体にあった車椅子にすることで、犬にとっても負担がなく、自力で動けるようになりました。

体長・体高を計測して最適なサイズに調整している様子

 

最後に

これらの助成金での購入品を経て、犬にとって心地がいい環境を整えることができたとともに、ボランティアスタッフによる作業の軽減により、犬のお散歩やお世話に時間を割けるようになりました。
人間にとっても犬にとっても配慮した取り組みが、人と犬が共生できる社会の実現の一歩につながります。

 

参考URL

特定非営利活動法人アグリドッグレスキュー https://aguri.nomaki.jp

 

アグリドッグレスキューの皆様、この度はどうもありがとうございました。