2026年8月、北海道札幌市で活動する「猫と人を繋ぐツキネコ北海道」へ視察に伺いました。
「猫と人を繋ぐツキネコ北海道」は、2004年に吉井代表理事が個人で保護活動を始め、現在では猫の保護・譲渡に加え、多頭飼育崩壊への対応や飼育相談、福祉・行政との連携など、猫と人の双方を支える活動に取り組んでいます。
今回の視察では、副代表の滝澤さんにご対応いただき、活動について詳しくお話を伺いました。


特に印象に残ったのは、「永年預かり®制度」をはじめとした、「猫を家族に迎えたい」という人の想いと、猫の年齢や性格、健康状態など、その猫が抱える事情の双方を大切にしながら、より幸せな出会いとなるよう工夫された譲渡のしくみでした。
一頭一頭の猫と、一人ひとりの人に向き合いながら、より良いご縁をつないでいくことが、多くの猫と人に新しい家族との出会いを生み出しているのだと思います。


今回、JAC環境動物保護財団では、「多頭飼育崩壊医療支援事業」として、不妊手術、感染症検査、ワクチン接種など、保護した猫たちの基礎医療費を助成しました。
多頭飼育崩壊への対応は、時には想像を超える状況に直面し、動物だけでなく、環境や人にも向き合いながら、労力や時間、心身、経済面など、さまざまな負担が重なり、その大変さは計り知れないものがあります。
JAC環境動物保護財団では、この活動における不妊手術や感染症検査、ワクチン接種などの基礎医療費を助成し、保護された猫たちが健康を取り戻し、新しい家族とのご縁につながるよう、医療面から支援しています。


一方で、ツキネコ北海道では、保護活動だけでなく、小さな命の大切さを伝える活動にも力を入れています。
毎年、未就学児から中学生までを対象とした「親子と猫のボランティア体験」を開催。獣医師や動物看護師などを講師に招いた授業のほか、保護猫たちが暮らす部屋の掃除やお世話などを体験してもらい、子どもたちが楽しみながら、動物を大切にすることや命について学べる機会をつくられています。
幼いころから小さな命の大切さを知ることで、子どもたちが大人になった未来には、保護を必要とする動物がいなくなってほしい。
そんな未来への思いを持って、次の世代に命の大切さを伝える活動を続けていることにも、とても心を打たれました。


厳しい現実と向き合うことも多い中で、「楽しく、笑顔で活動しよう」という姿勢を大切にされているとのこと。
実際に猫たちの様子を拝見し、滝澤さんからお話を伺う中で、人も猫も幸せになれる暮らしをつくる活動をされていることを、改めて強く感じました。
JAC環境動物保護財団は、これからも猫と人のより良いご縁をつなぐ活動を応援してまいります。


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